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2012年5月20日

『フェルメール光の王国展』

現在「フェルメール・センター銀座」で行われている『フェルメール光の王国展』へ行ってきました。
フェルメールはレンブラントと並び17世紀にオランダで活躍した画家です。
近年映画作品も作られた『真珠の耳飾りの少女』などが有名ですね。



さてここで展示されているのは、フェルメール作と認識されている全37点。
本来フェルメールの作品は世界各国の美術館に所蔵されているはず。。。

そうです。これらは本物ではありません。
「re-create」(リ・クリエイト)と呼ばれる複製画です。
現存している本物の絵画をそのまま複製するのではなく、フェルメールが描いた直後の色彩を復元することを目指し、最新のデジタルマスタリング技術によって再創作した作品です。
これらが原寸大で、所蔵美術館と同じ額装を施され、制作年順に展示されている会場はそれだけで圧巻の一言です。



朝一番で会場入りし、全体をパチリ。
そうなんです。本物では作品保護のため絶対NGの写真撮影も、ここではOK!
誰もいない贅沢な空間を独り占め。。。なんて、そこは人気のフェルメール。
直後に会場は絵画好きの多くの人で一杯になりました。


真珠の首飾りの少女【1664年】


真珠の耳飾りの少女【1665年】

これら絵画の展示だけではなく、フェルメールの偉業を伝える豊富な資料のほか、フェルメールのアトリエが再現されており、なんと絵の構図に入って写真撮影も出来ます!

また「特別夜間鑑賞券」というプレミアムなチケットも発売されており、会場内でアルコールを頂きながら鑑賞出来る贅沢な企画も用意されています。


会期は7月22日まで。
ちなみに来月6月には上野の東京都美術館に本物の『真珠の耳飾りの少女』が、国立西洋美術館に『真珠の首飾りの少女』が待望の来日予定です。
ここ「フェルメール・センター銀座」で『re-create』作品を見てから、本物を見に行くのもまた興味深いかもしれませんね。

ぜひ銀座でのお買い物やお食事の合間にぶらりと立ち寄ってはみてはいかがでしょうか?
いつもとは一味違った絵画鑑賞が出来ること間違いなし。おススメです!


『フェルメール光の王国展』
会期:2012年1月20日(金)~7月22日(水)
時間:10:00~18:00(入場は閉館30分まで)
   木・金・土曜日のみ、特別夜間鑑賞券あり(19:00~22:00)
休館日:毎月、第1と第3月曜日(当日が祝日の場合は開館)
会場:フェルメール・センター銀座
   東京都中央区銀座6-11-1 銀座ソトコトロハス館
   Tel:03-5537-3150
入館料:大人(高校生以上)1,000円(税込)/小・中学生500円(税込)
特別夜間鑑賞券 3,000円(税込)
※1日100名程度 特別夜間鑑賞券の料金には、入場料、音声ガイド貸出し料、ドリンク代が含まれます。

『フェルメール光の王国展』公式サイト
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* 宿泊 藤原 *
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