スタッフブログ

2015年2月5日

光の絵画と木の仏像

先日は雪の降る日もありましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?
当ブログを担当いたします、金森です。

いつもスタッフブログをご覧下さいまして誠にありがとうございます。
今回は銀座からのアクセスも抜群、上野で開催されている展示会についてご紹介したいと思います。

まずは東京都立美術館。
「新印象派―光と色のドラマ Neo-Impressionism, from Light to Color」
(開催期間2015年1月24日〜3月29日)



これは水面や光のうつろいなどをそのまま表現しようとした印象派の技法に、最新の光学・色彩理論を用いる事により色彩の表現力をさらに発展させた新印象派の作品が約100点展示されています。
最初のスーラの薄く透き通るような作品から、最後は原色で迫力あるマティスの作品を辿る事で新印象派約20年の流れを顕著に感じる事が出来ます。

地下一階から二階まで第一章、第二章と物語を読むように絵画の道を巡る事が出来、時間の感覚を忘れ、絵画が持つ光と色の世界に深く入る事が出来ます。
私も沢山の作品を2時間程かけてゆっくり鑑賞し、好きな作品を幾つか発見しました。
きっと、皆様も自分の一枚を見つける事が出来るはず。

ちなみにこの展示会の半券をすぐ近くの国立博物館「ヒカリ展」へ持って行くと入場料を割引してくれるそうです。(その逆も然り、相互割引が適用されます。)

二つ目は東京国立博物館。
「特別展 みちのくの仏像」
(開催期間:2015年1月14日〜4月5日)



此方は東北6県から集められた、国宝・重要文化財に指定されたものを含め約20体の木彫りの仏像が展示されています。

独特な木の香りに包まれながら、薄暗い会場で光を浴びる仏像を静かに辿ります。
一本の大木を削って作られた一木造の仏像達からは、魂を込めてノミを扱う作者の息吹と温もりが感じられ、中でも三大薬師の一つ薬師如来坐像の大きさと堂々とした姿は圧巻の一言に尽きます。
鑑賞していた時の厳かな気持ちも、会場を出る頃にはどこか温かな気持ちになっていました。
都会の日常の中でふと心穏やかになりたい時、木彫りの仏像巡りは如何ですか?

さて、芸術巡りを終えて小腹が空いたらこの可愛いパンがオススメですよ!



上野公園からすぐ「L’UENO」の「WHOLESOME」というパン屋さん。
写真はパンダの焼き印が付いたクリームパンと、「クマさんの手」というウインナーとチーズが包まれたパン。その他にもブリオッシュ生地で包んだキューブ型の餡パンなどユニークな動物パンが勢揃い。是非お土産にどうぞ!

JR上野駅内「ecute 上野」では展示会の半券提示で嬉しい特典があるお店もありますよ。改札に入る前・入った後も楽しさは続きそうですね☆

銀座でのお買い物に満足したら、一歩足を伸ばして上野の展示会へお出かけしてみてはいかがでしょうか?
それでは皆様、ご覧いただきありがとうございました!
ご来館、心よりお待ちしております。

【銀座から上野への交通情報】
・JR:有楽町駅から山手線内回り、約10分
・東京メトロ:銀座駅(もしくは京橋駅)から銀座線、約10分

【美術館・博物館情報(いずれも上野公園内)】
・東京都美術館 休館日:毎月第1・3月曜日(祝休日の場合開館、翌火曜休館)
 TEL:03-3823-6921 開館時間:9:30〜17:30(最終入場17時、金曜日は20時まで)
・東京国立博物館 休館日:毎週月曜日(祝休日の場合開館、翌火曜休館)
 TEL:03-5777-8600 開館時間:9:30〜17:00(最終入場16:30)

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* フロント 金森*
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