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2016年1月17日

都会を離れて

自宅から車で3時間。
奈良県は十津川村に行ってきました。

今回は、100%源泉掛け流しのお湯が楽しめる十津川温泉郷の中の一つ「湯泉地(とうせんじ)温泉」が目的地です。

村役場横の交差点から川を渡って右側の坂道を少し上がると、公衆浴場「滝の湯」があります。

今回訪れるのは2度目ですが、ここの露天風呂が何ともユニークです。
お風呂に特徴があるというより、そこに至るまでがちょっと長い。

詳しくは申し上げませんが、内湯と露天風呂の長い道のりの往復は、「オレ何やってんだろ」と不思議な気持ちになります。我に返ると負けです。


しかし泉質はさすがです。これぞ温泉!というほのかな硫黄臭が嬉しい。

日常を忘れて全身弛緩状態で「あ゛ーーーーーええ気分やあ」。


書いていたら、また行きたくなりました。

【温泉データ】
泉質:アルカリ性単純硫黄泉
泉温:51.4℃ 加温の必要がないそうです。まさに源泉掛け流し!
効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・冷え性・疲労回復・・・その他諸々




さて、お風呂の後は「ビール!」といきたいところですが、車の運転があるのでそれはNG。

少しばかりスリルという名の爽快感を求めに、十津川村が誇る「谷瀬の吊橋」へ。

全長297m、高さ54mのこの橋。
20名以上は一度に渡ってはいけないという決まりがあります。

そりゃそうだ。そんなにたくさんの人が歩いたら揺れが半端ない。

風があれば揺れ、他の人が歩いては揺れ、橋の中程でちょっと後悔します。
その後悔は橋を渡りきって振り返った時、最大になります。

「これもう一回渡らんと帰られへんがな」。


【谷瀬の吊橋データ】
長さ:297.7m  だいたい新幹線電車12両分です
高さ:54m  だいたい1フロア3mのビルで18階分です
完成:昭和29(1954)年。架橋は村民の皆さんの悲願だったとのこと。

村では一般の通学路になっているとか。さらに「観光客の二輪での渡橋禁止」なんていう文言が看板に。 ・・・・・てことは、地元民は二輪で走っているってこと?見てみたいけど、乗りたくはないです。






高速道路があるわけでもなく、少しばかり交通の便は良くない、かもしれません。

一方で、だからこそ味わい難い「秘境感」があるとも言えます。


・・・・・でも「車がないから行けない」ということはありません。安心してください。

近鉄電車八木駅からちゃんとバスが出ています。
奈良交通が運行する「日本一の路線バス」八木新宮特急です。
ちなみに名前は特急ですが、ふつうのバスです。


もちろん吊橋の横も通りますし、温泉にだって行けます。
何なら、山を越えてはるか熊野灘に面する新宮市まで行けます。

その距離実に約167km。約6時間半をかけて走ります。


今回はかなり大阪からは離れた話題ではありますが、時間に余裕のある方は是非行ってみてください。





あ、当ホテル16Fの「スパ・トリニテ」もお忘れなく。
地下1000m以上から汲み上げている、こちらも「天然温泉」ですから。
都会の景色を眺めながらの入浴もオススメです。


フロント 田村




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