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2014年9月1日

夏果てて、秋来るにあらず……。

 9月を迎えました。そんなに鳴いていたセミは、いなくなりました。
今年、なんにも無かった夏が空蝉のよう…。
何があるって、何もないけど。チョットくらいは……。

 先日のこと。何もないので山にでもいくべぃ、と。一人ではこれまた色気ナンゾ無いので
カワユい愛娘(ここはヘリクだらない)を誘った。

ー「あのね、ドライブ行かない」
ー「いやだ、そとアツイもん…」
ー「いこうよ~。ネェ、飴っこでもかってやっから、サぁ」
ー「アメ~ェ、ぷっちょならイイ。とろぴかるぷっちょなら、イク」
ー「おぅおぅ、いいよいいよ。とろりでもたらりでも」 「お母さんにナ・イ・しょ・だぞっ」

「あれ、おでかけ?どこいくの」
ー「ウン。あのねドライブ行きたいからって、ぷっちょ買ってくれるって」
ー「………。」

 行き先は、七ヶ宿。白石市の北西部から宿場街道をひた走り。
奥に行けばいくほど、緑が濃くなり、せみしぐれで気持ちがいい。
秋になればダムの周辺は360度、心にウツる錦繍キャンバス。

 途中、道の駅によって、あかつきという名の桃を買う。固くて甘いの。
ソフトクリームはドライブの定番。(ももの味なのです)

よっやく、見せたかった場所。水音が轟く二階滝「滑津大滝」に到着。
ここは階段を利用して、滝を目前にできる。と、いうか水しぶきを
浴びることができます。(これは、大ハクリョク。写真がそれです)
 水深は、クルブシあたりなので、子供たちの水遊びには最適。

 川のせせらぎ。はしゃぎ飛び跳ねる。ほっぺに弾けた水が果実水のよう…。
娘も遊ぼうと、「川に入れ」と手を振っている。
川遊び、懐かしい…。ヨシャと足を入れた瞬間。コケを踏んだ。ノッケ反る。
瞬く間もなく、おしりの重さに足の支えは折れた。
ーーズボンはびっしゃびしゃだ。人間コーヒードリップだ。

 この夏、日焼けした顔の娘はちょっぴり大人になった。
土手に、たたずんでいるのは夏が終わった、空蝉。

宿泊課 遠藤剛志
この滝は、宮城県刈田郡七ヶ宿町にあります。
詳しくは、七ヶ宿町ホームページにて。


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