2015年8月29日
ブルーボトルコーヒー

今回ご紹介するのは、コーヒー界のAPPLEの異名を持つ、アメリカで大人気の【ブルーボトルコーヒー」日本一号店です。今年2月にオープンしてニュース等でも大きく取り上げられたのでご存知の方も多いことと思います。当初はすごい行列でしたが、青山に2号店もオープンし、半年近くたった現在の様子はと思い行ってきました。モントレ半蔵門向かいの半蔵門駅より15分ほどの清澄白河駅を下車し、徒歩10分弱くらいのところにお店はございます。
いわゆるサードウェーブコーヒーといわれる、コーヒーがカップに運ばれるまでのトレーサビリティ、豆の素材や淹れ方など、各々の工程にこだわるスペシャルティコーヒーが注目されて、世界中でハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイルがトレンドになっており、その代表が「ブルーボトルコーヒー」というわけです。焙煎してから48時間以内の豆しか提供しないなど、こだわりのほどが伺えます。
月曜日の昼間ということもあって、さすがに席こそいっぱいですが、すぐにオーダーすることが出来ました。レジの方に聞いてみると、現在は平日の早い時間ならそれ程待つこともないとのことです。お話していると感心したのは、コーヒーの説明や混み具合の事でも、非常に丁寧にお話してくださいます。コーヒーを待っている間にお店のなかを見廻しても、みなさん非常に楽しそうに、そして丁寧にお仕事されているのが分かります。そして待つこと五分ほどで名前が呼ばれ注文したブレンドコーヒーをうけとります。連れはカフェラテを注文し、ワッフルも一緒に頼んでしまいました。
お味はさすがにコーヒーの苦み、酸味が充分に感じられ、濃厚というのか、久しぶりに香りにクラクラする感じです。
創業者のジェームズ・フリーマン氏は大の旅行好きで、日本を訪れた時に出会った一杯のコーヒーが人生を変える一杯だったとの事です。日本特有の一杯づつ丁寧に淹れる思いやりといったものに感銘を受けたこともブルーボトルコーヒー誕生にも大きな影響を与えているようです。そういう文化的背景のある日本でもあらためてその価値が再評価されて、昔ながらの喫茶店もまた注目を集めることになるのではないでしょうか。
清澄白河は最近注目されているエリアで、東京都現代美術館もあることから、ギャラリーやおしゃれなカフェなどが集まるようになっています。また清澄庭園や昔ながらの下町の風情も残しつつ高感度なお店が点在しているのも魅力となっています。私も次回は、散歩など楽しみつつ、ブリオッシュ・コン・ジェラート「温かいブリオッシュに冷たいジェラート」をはさんだ新感覚スイーツのお店の「ブリジェラ」にでも行ってみようかなとか思っています。
ホテルモントレ半蔵門
フロント中嶋