今後の展覧会

渡仏100年記念 山王美術館コレクションでつづる荻須高徳 展
- 会期
- 2027年3月4日(木)~ 8月2日(月)
- 休館日
- 火曜日・水曜日(但し、5月4日、5月5日は開館)
- 開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 入館料
- 一般 1,300円
大学・高校生 800円
中学生以下 500円(保護者同伴に限り2名様まで無料)
※障がい者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は1,000円
※前売券・団体券はございません。
- お知らせ
- 山王美術館は日時指定予約制ではありませんが、展示室が混雑し、一定の人数をこえた場合には、入場制限をさせて頂く場合がございます。
1927年、一人の青年画家が大きな夢を抱いてフランスの地を踏みました。それから100年。本展は、生涯のほとんどをパリの街角に捧げた画家・荻須高徳(おぎすたかのり、1901–1986)の渡仏100周年を記念する展覧会です。
半世紀に及ぶパリでの日々、その歳月のすべてを荻須は制作に注ぎ込みました。パリに生き、パリを描き続けた彼の視線は、石造りの建物、色褪せた広告、歴史を刻む裏路地の細部にまで注がれ、その街の空気や息遣いまでもキャンバスに刻み込みました。
本展では、新たにコレクションに加わった6点を含め、山王美術館の所蔵品から厳選した油彩画を通して、荻須が歩んだ画業の軌跡をたどります。渡仏間もない初期の荒々しく激しい筆致から、徐々に明快で骨太なタッチへと変化し、やがて穏やかな造形性に富んだ画面構成へと展開していく街並み。さらにヨーロッパ各地を巡って描かれた風景まで、荻須が見つめ続けた街々の豊かな表情をご紹介します。
揺るぎない情熱を抱きながらも、常に冷静な観察眼を失わなかった荻須。その作品には、壁や路地に刻まれた人々の営みの痕跡が静かに息づいています。確かな生活の記憶を宿した作品の数々を、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。