展覧会のご案内

山王美術館 秋・冬季コレクション展2018 没後90年 佐伯祐三・没後30年 小磯良平 展

期間
2018年93日(月)~2019年131日(木)
開館日
毎週 月曜日~金曜日
(月~金曜日の祝日は開館・12月29日~1月1日は休館)
開館時間
11時~17時(最終入館 16時30分まで)
入館料
一般1,000
大学・高校生500
小・中学生500円(保護者同伴に限り2名様まで無料)
※学生証をご提示ください。
※受付にてチケットを販売しております。
会場
山王美術館 ホテルモントレグラスミア大阪 22階 〒556-0017 大阪市浪速区湊町1-2-3 
お問い合せ
TEL 06-6645-7111(代表)

没後90年 佐伯祐三・没後30年 小磯良平 展 ―出品リスト

藤田嗣治≪家馬車の前のジプシー娘≫1956/山王美術館蔵

(上)佐伯祐三≪パリの街角≫1925/山王美術館蔵
(下)小磯良平≪三人の女≫1971/山王美術館蔵

佐伯祐三の没後90年、小磯良平の没後30年を記念して、山王美術館コレクションによる回顧展を開催します。画家としての生涯を「描くこと」ただそれだけに捧げ、ひたすらに独自の画風を追い求めた佐伯祐三と、西洋絵画の伝統を踏まえたアカデミックな表現方法により、日本の洋画界の発展に大きく貢献した小磯良平、関西が生んだふたりの画家がそれぞれにめざした、芸術の世界をぜひご覧ください。

  • 藤田嗣治≪聖児キリスト礼拝≫1918頃/山王美術館蔵

    佐伯祐三
    ≪パリの街景(リュ・デュ・シャトー風景)≫1925
    山王美術館蔵

    藤田嗣治≪聖児キリスト礼拝≫1918頃/山王美術館蔵

    佐伯祐三
    ≪滞船≫1926頃
    山王美術館蔵

  • 佐伯祐三

    本年は佐伯祐三(1898-1928)の生誕120年、そしてわずか30年の生涯をパリの地で終えてからちょうど90年の節目の年に当たります。 大阪・中津の名刹の次男として生まれた佐伯祐三は、府立北野中学(現・北野高校)在学中より本格的に画塾でデッサンを学びはじめます。1917年には上京し、翌年には東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学します。卒業後の1923年にフランスへと渡った佐伯は、野獣派(フォーヴィズム)の巨匠ヴラマンクの元を訪れた際に、自信作を「アカデミック」と一喝されたことが契機となり、自身の画風を模索し始めます。自己の芸術を見出すため葛藤、苦悩の末にパリの下町をモチーフに描き続けるようになります。1926年には健康上の理由によりやむなく一時帰国するものの、翌1927年には再度パリへと渡り、パリの街角や古い壁、郊外の建物や教会のある風景を描きましたが、連日の屋外での制作は病弱な佐伯の身体をむしばみ、1928年30歳の生涯をとじます。

  • 藤田嗣治≪自画像≫1931/山王美術館蔵

    小磯良平
    ≪三人の女≫1971
    山王美術館蔵

    藤田嗣治≪自画像≫1931/山王美術館蔵

    小磯良平
    ≪休息するバレリーナ≫1935
    山王美術館蔵

  • 小磯良平

    本年は1988年に亡くなった小磯良平の没後30年にあたります。 1903年、神戸に誕生した小磯良平は東京美術学校では荻須高徳らとともに画架を並べ、藤島武二に師事します。在学中に帝展入選、特選と受賞を重ね、完成度の高い作品で画壇に鮮烈なデビューを果たします。卒業の翌年にはフランスへ渡り、古典的な絵画表現を研究するとともに、積極的に欧州文化を吸収します。帰国後は精力的に絵筆を握り、西洋絵画の伝統を日本に根付かせるべく、様々な表現方法に積極的に取り組みます。確かなデッサン力と計算された構図、巧みな空間処理で、気品あふれる女性像を多く描きました。戦後は母校である東京藝術大学の教授として後進の育成にも力を注ぎます。1983年には文化勲章を受章するなど数々の栄誉ある賞に輝き、1988年その生涯をとじます。