山王美術館

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三岸 節子 Migishi Setsuko
1905-1999

愛知県生まれ、神奈川県にて没。
旧姓は吉田。岡田三郎助に師事し、1924年女子美術学校(現・女子美術大学)を首席で卒業する。同年、当時新進気鋭の画家であった三岸好太郎と結婚、翌年に梅原龍三郎らが結成した春陽会に初出品し女性初の入選を果たす。1934年に好太郎と死別、3人の子どもを抱えながら制作を続け、画壇での地位を徐々に確立する。1954年にはじめて渡仏、帰国後は軽井沢や神奈川県大磯町の山荘で風景画に取り組む。1968年に再びフランスに渡り、南仏カーニュからブルゴーニュ地方ヴェロンに移住、20年余りをヨーロッパで過ごした。1994年には女性洋画家として初めて文化功労者に選ばれる。豊かな色彩と重厚なマチエールが特徴で、生涯にわたって花をモチーフにした作品を多く描いた。

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天草の入江

1956年頃
油彩、カンヴァス

Cove of Amakusa

c1956
Oil on canvas

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花(ヴェロンにて)

1978年
油彩、カンヴァス

Flowers (at Veron)

1978
Oil on canvas