上村　淳之 Uemura Atsushi
1933-

京都に生まれ、奈良市在住。
本名は淳。
上村松篁を父に、上村松園を祖母にもち、親子三代続いての日本芸術院会員入りを果たす。1953年京都市立美術大学（現・京都市立芸術大学）日本画科に入学し、在学中より新制作協会展に入選、以後同展および創画会を中心に作品を発表。1984年に母校の教授となり後進の育成にあたり、1999年副学長に就任。2004年まで務める。花鳥画を得意とし、自らの手で千羽をこえる鳥を愛情深く飼育、観察し続けるなかで、鳥たちの心情までをも描き出す作品を発表し続けている。