坂本 繁二郎
Sakamoto Hanjiro
1882-1969
福岡県久留米市に生まれ、八女市にて没。
10歳のころより、洋画家のもとで絵を学び、1902年に上京し小学校の同級生であった青木繁と共に「不同舎」に入門。つづいて太平洋画会研究所に学んだ。1914年に二科会の創立に参加し、以後戦争により二科会が解散するまで出品をつづける。1921年から1924年に渡仏。帰国後は郷里の久留米市に戻り、近郊の放牧馬に取材した作品を描いた。1931年には福岡県八女市に転居し、以後この地を離れることなく、中央画壇から距離をおいた自由な立場のもとで、独自の画風を守った。

人参畑
1914年
油彩、カンヴァス
61.0×81.0㎝
Carrot Garden
1914
Oil on canvas
61.0×81.0㎝

放牧二馬
1935年
油彩、板
23.5×32.8㎝
Two Pasture Horses
1935
Oil on panel
23.5×32.8㎝