藤田 嗣治
Léonard Foujita
1886-1968
東京に生まれ、チューリッヒにて没。
1905年東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科へ入学、1910年に同校を卒業。1913年にフランスへと渡り、ピカソら前衛的な画家たちと交流する傍らで古典美術を研究。1919年のサロン・ドートンヌでは、初出品作6点がすべて入選するという快挙をなし、会員となる。やがて「乳白色の下地」による独自の技法を見出し、1921年のサロン・ドートンヌに出品。その後、審査員に推挙され、エコール・ド・パリの一員として輝かしい名声を得る。1931年に中南米へと渡り、1933年に一時帰国。1939年に再渡仏するが、第二次世界大戦の勃発により、翌年帰国する。戦後1950年にニューヨークを経由し渡仏。1955年にフランス国籍を得、1959年にはカトリックの洗礼を受ける。洗礼名はレオナール。以後、作品には「L.Foujita」または「Léonard Foujita」とサインする。晩年は宗教的主題や子供を多く描き、自ら設計したランスの礼拝堂のフレスコ画制作に取り組んだ。
花
1913年
油彩、カンヴァス
80.4×60.8㎝
Flowers
1913
Oil on canvas
80.4×60.8㎝
口づけ
1914年
油彩、カンヴァス
41.4×33.2㎝
Kiss
1914
Oil on canvas
41.4×33.2㎝
パリのカフェ
1916年頃
油彩、カンヴァス
38.0×45.9㎝
Cafe Scene
c1916
Oil on canvas
38.0×45.9㎝
幼な子イエス礼拝
1918年頃
水彩、金箔・紙
26.5×45.5㎝
Adoration of the Christ Child
c1918
Water color, gold leaf on paper
26.5×45.5㎝
椅子に座る婦人像(マルト・バデール)
1925年
油彩、カンヴァス
81.2×65.4㎝
Portrait of Marthe Bader
1925
Oil on canvas
81.2×65.4㎝
自画像
1931年
水彩・墨、絹
95.2×64.2㎝
Self-Portrait
1931
Water color, ink on silk
95.2×64.2㎝
パンを持つ少女
1954年
油彩、カンヴァス
61.3×38.3㎝
Girl with Bread
1954
Oil on canvas
61.3×38.3㎝
家馬車の前のジプシー娘
1956年
油彩、カンヴァス
81.5×65.8㎝
Romany Girl
1956
Oil on canvas
81.5×65.8㎝
花
1963年
油彩、カンヴァス
61.2×46.0㎝
Flowers and Sunrise
1963
Oil on canvas
61.2×46.0㎝